アロマお役立ち情報

ラベンダー精油の種類について

精油(エッセンシャルオイル)の中でも一番人気のラベンダー精油についてご説明します。

 

ラベンダー精油と言っても、皆さん色々あるのはご存知ですか?雑貨店などで売られているアロマオイルなどの表示のものは、単に「ラベンダー」としか表示していないかも?しれませんね。そういうものは買わないで下さいね。この辺りの注意事項は対面講座やUdemyコースの中でもご説明しているのでここでは省略します。

 

このブログ内ではラベンダーの種類をご説明しておきます。

ラベンダー精油にはざっくりと大きく分けて、

  • コモン系
  • フレンチ系
  • スパイク系
  • ハイブリッド系

という風に分類があります。(他にももちろんありますが、市場に比較的出回っているものでご説明します。)

 

最も有名なものが、コモン系です。

ラベンダー精油の中でも一番人気で使い勝手がよく、店頭で最も目にするのが、「真正ラベンダー」ですね。

 

「真正ラベンダー」という名前の他に、

  • 「トゥルー・ラベンダー (True Lavender)」
  • 「イングリッシュ・ラベンダー (English Lavender)」
  • 「コモン・ラベンダー (Common Lavender)」
  • 「狭葉ラベンダー (Narrow-Leaved Lavender)」

などと呼ばれることがありますが、基本的に全て同じものを指しています。ちなみに、「ラベンダー・ベラ」というのは野生(ワイルド)ラベンダーになります。

 

そして一番肝心なのが、学名です。これらは全て「Lavandula offinalis」または「Lavandula angustifolia」と表記されているはずです。(学名のことも講座で説明しています。)学名が明記されてないものは買わないで下さいね。

 

この精油は最も人気があり、初心者さんがまず最初に手にするエッセンシャルオイル(精油)ではないかと思います。私も初めてエッセンシャルオイル(精油)を買った時は「真正ラベンダー」と「ペパーミント」を選んだのを覚えています。

 

次に、フレンチ系のラベンダー。

こちらは、「フレンチ・ラベンダー(French Lavender)」「イタリアン・ラベンダー(Italian Lavender)」「スパニッシュ・ラベンダー(Spanish Lavender)」「ストエカス・ラベンダー(Stoechas Lavender)」などと呼ばれていますが、学名で判断するので、学名が「Lavandula stoechas」であれば同じものですね。

 

そしてスパイク系のラベンダー。

いわゆる「スパイク・ラベンダー (Spike lavender)」と呼ばれるものです。「ラベンダー・スピカ (Lavender spica)」や「広葉ラベンダー (Broadleaved lavender)」ということもあります。こちらの学名は「Lavandula latifolia」もしくは「Lavandula spica」になります。

 

最後にハイブリッド系のラベンダー。

こちらは、交配種のラベンダーのことで、コモン系ラベンダーとスパイク系ラベンダーをかけ合わせたものになります。通常「ラバンジン」とか「ラバンディン」と呼ばれるものがこれにあたります。学名は「Lavandula hybrida」もしくは「Lavandula flagrans」になります。

更にこのかけ合わせ方によって、

  • 「ラバンジン・グロッソ (Lavandin Grosso)」
  • 「ラバンジン・スーパー (Lavandin Super)」
  • 「ラバンジン・アブリアル (Lavandin Abrialis) 」
  • 「ラバンジン・スミアン (Lavandin Sumian)」

の4種類に分かれています。「ラバンジン」ではなく、「ラベンダー・グロッソ」「ラベンダー・スーパー」などと呼ばれることも多いです。


いかがですか?ラベンダーと一口に言っても色々あるのはお分かりいただけましたか?それぞれのエッセンシャルオイル(精油)に含まれる芳香成分も微妙に違ってきますので、効果効能も違ってくるため使い方も違います。もちろん、香りも微妙に違いますので、慣れてきたらいくつか別の種類のものを試してみて、好みのものを見つけるのもいいかもしれませんね。

 

メディカルアロマ初心者さんは、まずはコモン系の「真正ラベンダー(Lavandula angustifolia)」を購入して始めるのがお勧めです。一番馴染みのある一般受けする香りだと思いますし、使い勝手の良いエッセンシャルオイル(精油)です。