アロマお役立ち情報

ココナッツオイル、精製か未精製どっち?

ココナッツオイルについて、

アロマセラピーには

精製のものか、未精製のものか

どちらがいいのでしょうか?

 

まず、それぞれの説明から・・・。

 

ヴァージン・ココナッツオイル(未精製):

ココナッツの果実を

コールドプレス(冷圧搾法)で圧搾した後、

ろ過するだけの非加熱製法のオイルのことです。

Cold pressedや、Unrefinedと表示されています。

食用のものとして売られています。

 

特徴は、甘い香りがして白っぽく、

常温では固形の状態です。

25度以上になると液体化します。

 

未精製のため、

まれに沈殿物や不純物が

見られることもありますが、

食品として問題ない程度です。

 

飽和脂肪酸の含有率が高く、

ココナッツオイルに含まれる薬理作用

(抗炎症作用、抗酸化作用、

代謝機能促進、抗コレステロール作用、

認知症予防など)も期待できます。

 

通常は固まった状態のため、

肌に使用する場合は

熱を加える必要があります。

(手のひらで温めるだけで

簡単に溶けます。)

 

これに対して、

精製ココナッツオイル:

加水分解し、蒸気蒸留で

分別蒸留したものです。

分別蒸留(分留)ココナッツオイル、

またはフラクショネイテッド・ココナッツオイル

(Fractionated Coconut oil)

などとも呼ばれます。

 

またRefinedとラベル表示されています。

食用の他に化粧品グレードなど

として売られています。

色は透明、無臭、低温でも

液体の状態です。

 

精製過程で熱に弱い成分は

除かれてしまうため、

薬理作用は未精製のものほど

期待できません。

 

分子量の小さい脂肪酸のみのため、

肌や髪に浸透しやすいので、

マッサージオイルとして

使うことができます。

 

抜け毛や白髪予防に

効果的だと言われています。

また無臭のため、精油の香りを

邪魔することがありません。

 

全身や髪に使うマッサージオイルには、

やはり精製されたココナッツオイル

の方が向いているのでしょう。

でも少量使う場合や、

匂いが気にならければ、

薬理効果を期待して、

未精製のものの方がいいように思います。

 

私は肌へのマッサージも

未精製のものを使っています。

リップバームや軟膏などを手作りする時も

未精製のものを使います。

 

お風呂に入る前に

未精製のココナッツオイルで

体を軽くマッサージしてから洗い流せば、

あの甘い香りも残らずに

肌はとてもしっとりしますよ。

アトピー性皮膚炎や肌の乾燥などが

気になる方は試してみて下さい。